なんだか毎度毎度年齢の話から導入しているような気がするが、30代後半である。
30代後半ではあるが俺のお肌はツヤツヤなので、もう少し若く見えているはずだ。自認としては27くらいだが、真実とは別に向かい合いたくもない。

自認は若者なので年下の友人も結構多いのだが、彼らと街を歩いている時、例えば電車で立っているときなどにひとり分だけ席が空いたりすると「りょうさん座りなよ」とちょっとした高齢者扱いを受けることが増えたように思う。
山手線新宿〜池袋間の車内くらい、立っていられない年齢ではない。失礼な。
俺が君たちくらいの頃、どれだけオールナイトのクラブで朝までブイブイ言わせてたか、見せてやりたい。
そんな思いからこの夜は、イケイケな立ち飲み屋に行くことに。
池袋にあるcoolな居酒屋『立呑みアーニー』。

いわゆる昔ながらの立ち飲み屋とは一線を画す、洒落た店内。
店員さんもお客さんも、みんな活気があって元気がもらえる(オヤジくさいことを言ってしまった)
いつ前を通っても賑やかな人気店。

お品書き。
王道から手の込んだオリジナルメニューまで。
何を食べても美味いし、値段も手頃。

お酒もなかなか尖ったラインナップ。

スパイス焼酎ハイボール カルダモン(手前)で乾杯!
カルダモンには抗酸化作用がある(らしい)から選んだわけでは別になく、もともと好きなんだ。
エキゾチックでセクシー、かつ爽やかな味わいだ。俺みたい。

おつまみ色々。どれもこれもキラキラと光を放っているな。
左から、明日葉のお浸し、おつまみ純レバ、秋刀魚のコンフィ。

おつまみ純レバ。
レバーだけではなく、ハツっぽい部分も入っているのが嬉しい。
臭みなし。和がらしがたっぷりついているのも嬉しい。

カルダモンとの相性もバッチリ。おすすめの組み合わせだ。
ところで純レバって好きだけど、何を持ってして「純レバ」と呼ぶのか知らなかったため、調べてみた。
レバニラからニラを抜いたから純レバなんだって。へえ(諸説あり)

秋刀魚のコンフィ。
今年の秋刀魚、美味しいね。

明日葉のお浸し。
爽やかな八丈島や式根島の風を連想させる味わい。

シャインマスカットの白和え。
デザートにもよし、つまみにもよし。

スパイス焼酎ハイボール 赤山椒。
痺れと炭酸の相性が実に見事。酒であり、自身がつまみでもある。グラス一杯の中で完結した味わい。

スパイス焼酎ハイボール キュウリ。
青臭い香りは、まさに男の子たちの若さそのもの。俺の中にもまだ僅かに残っていであろう、この青臭さ。36歳。手放すべきか、それとも生涯持ち続けるべきなのか。生き方の決断を迫られる年齢ではある。

気がついたら目の前の若者が日本酒「仙禽」をオーダー。これもいい酒だね。
最近の若者は酒の飲み方も銘柄もろくに知らないと勝手な偏見で決めつけていたが、この頑なな思考回路こそが俺という人間の老いの兆候そのものではないだろうかと猛省。
肌に保湿クリームを塗りたくっても、ジムでピラティスを受けても、若作りしたファッションをしてみても、魂の老化の本質はそこにはないのである。
若者とか、中年とか、老人とか、そんなことに拘泥すること自体がそもそも年寄りくさいことなのだ。電車で席を譲られたら、「ありがとう」と言ってスマートに座る人間こそが、真の意味で年齢や加齢といったものを超越しているのではないか。そうだ、これからは、どんどん座るぞ。

酒もつまみも最高で、明るい店内にも実に元気がもらえるが、この後の2軒目に関しては「椅子のある店で」と、頑として譲らなかったのは、もちろん俺である。
脚を酷使すると、痛風の発作が出るんだよ。
| 店名 | 立呑みアーニー |
| 住所 | 東京都豊島区南池袋2-18-9 |
| アクセス | 池袋駅東口・西武南口から徒歩 |
| 営業時間 | 平日 17:00〜24:00 土曜 14:00〜24:00 |
| 定休日 | 日曜 |
| SNS・サイト | Instagram 食べログ |
※データは全て取材時のものです









