体質的に肉より魚を食べている方が、調子がいい。このところ仕事の付き合いで肉ばかり食べていたせいか、どうもエネルギーが足りていない気がする。
日中フラフラするのは二日酔いのせいではなく、血が、魚が足りないのだ。きっとそうなのだ。

というわけで。海沿いの街、神奈川県逗子の友人に、うまい魚を思いっきり堪能できる店へと連れて来てもらった。居酒屋『つく志』である。

創業昭和26年の、coolな店内。現在は4代目。
渋い内装だが、店員さんや客席には若い人も多い。

一見や旅人でも入りやすい雰囲気。逗子の人たちって、みんなフランクで大好きだ。
2階にはお座敷席。
メニュー(横スライドでページ移動)
三崎のマグロをはじめとした、地元産の鮮魚や野菜を使用。

通し営業スタイル。ランチには定食もある。もちろん昼から飲むことも可能だ。

瓶ビールは赤星、お通しはマグロだった。こりゃあ初手から嬉しいね。

まずは逗子・小坪産の釜揚げしらすおろしをオーダー。不漁の時は食べられないそうだ。
しっとり・ふっくらしていて、口の中に潮の香りが広がる。海沿いの街に来たのだと実感する。

胡瓜と秋田みそ。味噌はだいぶ色が濃いけど、味はまろやか。
キュウリもみずみずしくて、キラキラしてる。釜揚げしらすとの相乗効果で、なんだかもう夏が来たみたいだ(取材時、この冬最大の寒波襲来中)

紅椿(べにつばき)
マグロの血合い部分を、レバ刺しのようにごま油と塩で味付けしたもの。つく志のオリジナルメニュー。
血合いは甘辛く煮たり、フライにしたり、カレーに入れたり、そういう使い方しかしたことなかったけど、こんな食べ方もあるんだね。
鮮度の良さがわかる、宝石のように艶やかで深い赤だ。婚約指輪にしたい。相手はいないけど。

おろし生姜かニンニクをつけても美味しい。でも臭みやクセはまったくない。
うーーーーん、全身に血がたぎってきた。頭がシャンとする。指先まで血の巡りが良くなっていくような感じがするぜ。

つく志ウイスキーハイボール。
お店の名前を冠したウイスキーを使ったハイボール。スッキリ飲みやすい。

あら煮。
これはブリかな。あらと呼ぶには贅沢すぎる。1番おいしくて、食べるところもいっぱいあるところ。口の中でとろける…うますぎる…!
タイミングや季節によって魚は変わるのかもしれないが、紅椿とセットでこちらも必ず頼みたい逸品。

アジフライ。
ふっくら、軽やかな仕上がり。冷たいつく志ウイスキーハイボールが、ゴキュゴキュ進むぜ。

ワインは赤白、ミニボトルで楽しむことができる。華奢なワイングラスとかじゃなくて、冷えたグラスでぐいぐい飲めるのも漁師街風でよろしい。
遼さんはワイン党だけど、もちろん、つく志は日本酒の品揃えも豊富。

かの『美味しんぼ』主人公・山岡士郎をして「フォアグラよりうまい」と言わしめた、日本が誇る珍味あんきも。(あの人、グルメだけど食事中に突然不機嫌になるから、あんまり一緒に外食はしたくないな)
俺は庶民なのでフォアグラも喜んで食べちゃうけど、今宵は逗子の潮風を感じつつ、ワイン片手に、濃厚でありながらアッサリとした旨みのアンキモをつつこう。白ワイン、めっちゃ合うな。

〆代わりに、たらちり。
大きくて柔らかいタラがゴロゴロ入っているが、これで1人前。シンプルな味付けでだが、魚の旨さがよく際立つ。
気がつくと額には汗が滲んでいた。ちょっと、ヒートテック、脱ぎます!!

お通しから〆まで、ハズレなしの上質なお魚づくしで全身の血行が良くなり、芯から温まった。栄養をたっぷり摂った、という確かな実感がある。
どの料理も、なんというか、プラスの波動を放って輝いていたような気がする。
お店の快活な雰囲気と相まって、なんだか生きる気力がたぎってくる、そんな時間を過ごさせていただいた。これで明日からも、元気に飲み歩けそうだ。
店舗情報
| 店名 | つく志 |
| 住所 | 神奈川県逗子市逗子5-1-22 |
| アクセス | 逗子駅から徒歩3分 逗子・葉山駅から徒歩170m |
| 営業時間 | 11:00〜23:00(L.O.22時) |
| 定休日 | 月曜 |
| SNS・サイト | 公式HP 食べログ |
※データは全て取材時のものです















