子供の頃から、低体温・冷え性だ。どれくらい手足が冷たいかといえば、この特性を活かして寿司職人を目指そうかな、と考えたことがあるくらい。夏でも指先が紫になることがある。
手足が冷たい人は心があったかいんだよ、などと無責任なことを抜かす者も世の中にはいるが、残念ながら俺は別に心も温かくはない。

マンネリ状態の恋人にベッドで「うわ、つめた!離れてよ」などと心無い言葉を投げ掛けられるくらいなら別に構わないし慣れているが、何しろ冷えは美容の大敵である。血行不良による顔色のトーンダウン、常にフルパワーの暖房器具による皮膚の乾燥、代謝の低下…エトセトラエトセトラ。折しも東京は絶賛、寒波の嵐が吹き荒れている。これではせっかくのハンサムが台無しだ。
というわけで。お気に入りの本格四川ガチ中華料理店で唐辛子と山椒をたっぷり摂取、毛穴を開いて代謝を上げてこようじゃないか。板橋『粒粒香(リリシャン)』である。

つるんとした、結構シンプルな内装。キッチンではガチ中華特有の中国語が飛び交うが、板橋という立地からか、お客さんの大半はご近所さんや、近隣で働いている人たちというアットホームな雰囲気。
家族連れもいるので、マイルドで優しい味付けなのかと思わせるが、まったくそんなことはない。超本格的な四川料理を楽しめる。

まずは瓶ビール。ここは黒ラベル。
アルコールを頼むと、お通しに砂肝のラー油和えがたっぷり付いてくる。とても嬉しい。
メニュー(スライドで他のページへ)
量はそれぞれ結構しっかりめ。俺1人で飲むなら2品、3品もあればじゅうぶんだ。

アルコールメニュー。
店内短冊メニューには、ここに載ってないものもある。

楽しい中国語ガイド(ちゃんと日本語も通じるよ)
チンライイーピンピージゥ(ビール1本ください)
これさえ覚えておけば、中国に行ってもとりあえずビールは飲めそうだ。

ちょっと食べちゃったけど、今回のセレクトはこちら。
水餃子もオマケしてもらっちゃった。やったね。

糸豆腐とニンジンをラー油黒酢で味付けした冷菜2種。
いつ見ても芸術的な盛り付けだな。

ニンジンはシャキシャキ、糸豆腐はムギュムギュ。
ラー油のスパイスが時々ジャリッとするのがたまらん。ごま油のいい香り。見た目より辛い。
別々に食べてもよし、一緒に食べても楽しい1品。

ガチ中華温活ではやっぱり外せない、麻婆豆腐。
今回は強気に「辛めで!」とオーダーしたので、唐辛子多め。

山椒の痺れはバッチリ、唐辛子のフレッシュな辛さ、そして豆豉の風味。
濃厚な旨味と刺激で、上質ながらもワイルドな味付け。いい感じに毛穴が開いて汗が出てきた。

全身があったまってきたところで、粒粒香名物「美肌サワー」を流し込む。
クコの実や柑橘をベースにしたシロップを炭酸で割ってあって、少しクセはあるが、黒糖系の優しい甘味で俺は好きだ。不思議と山椒ビリビリ系の料理とも相性がいい。ガチ中華温活で吸収力がアップしている全身に、中国四千年の漢方美容成分が行き渡るのを感じる。

ちなみにこれがシロップの原液っぽい。



















