聖書から村上春樹まで、偉大といわれる書物の中には、しばしば人間を羊に例えるような表現が散見される。
35歳独身男性の俺はその場合、ラム肉だろうか、それともマトン肉だろうか。ちなみにラムは若いピチピチの羊肉で、マトンは大人の羊でラムより獣っぽいクセが強いとされる。
最近起きると枕カバーが臭いので俺はもうマトンかもしれない。そんなことを考えていたら猛烈にジンギスカンが食べたくなった。

ということでやってきました、『生ラムかんな 銀座コリドー街店』
銀座に出来たばかりの新店だ。
店名の発音はたぶん橋本環奈と同じである。
途中道を間違えて迷子になったのだが、まさに迷える子羊。俺の人生はいつでも迷走しっぱなしだ。

ピカピカで明るい、アッパーな店内。店員さんは若い人が多くて、フレッシュな雰囲気だ。ラム肉専門店であることのメタファーだろうか?
匂いがつかないように、椅子の中が荷物入れになっている。

メニュー。
名物はこの生ラム(880円)
片面じっくり裏5秒、とのこと。レアで食えるんだな。

羊肉は基本的にラム。
フードメニューはシンプルなラインナップで、肉質に対する自信を感じる。


ドリンク。
こちらは結構変わり種がある。
カシスほうじ茶ハイなんて、橋本環奈によく似合いそうだ。

ボトルワインのメニュー。

まあとりあえず、ビールっしょ。ということで乾杯〜。

まずはジンギスカン鍋にもやしをどっさりと。

周囲をドーナッツ状に囲んだら、中心に生ラムを置いていく。美しい色だな。

焼けるまでの間、ビールのアテにラムのポテトサラダをつつく。

このくらいの焼き加減で食べられるそうだ。焼きすぎると栄養が死ぬらしい。
まずはタレでいただこう。

うっめーーーー!!!!!!!!
この柔らかい歯触り、肉の旨み、あっさりとした脂のコクよ。
フレッシュで臭みのないラムの味わい、でも牛や豚とは全然違う、羊特有の鼻に抜ける甘い「香り」はちゃんと残っている。ひとくち咀嚼するたびに、じゅわ、じゅわっと肉汁がほとばしる。
切れ目の入れ方がいいのか、歯に触る繊維質などは特に感じない。

タレは当然うまいが、岩塩や唐辛子、そして何よりクミンの味変がおすすめだ。こいつはビールが進むな。おかわり〜。

ラムタン。
こいつは初めて食べる。見た感じは他のタンと変わりない。

こちらもクセのない味わい。
表面がカリッとするまいで焼いて、塩とクミンで食べるのが俺は好きだった。
串焼きとかにするのも向いてそうだ。

ここからは芋焼酎、からり芋のソーダ割りで。











