メキシコ、と聞いて最初に連想するのが『SEX AND THE CITY』劇場版である。
物語序盤、主人公のキャリーの結婚式当日、新郎・ミスタービッグに式をドタキャンされ、傷心のまま友人3人と一緒に、ハネムーンで行くはずだったメキシコのリゾートへと旅立つのだ。
こんなひどい話があるだろうか。脚本家はどれだけ手ひどく男に捨てられる経験をしていたら、そんなストーリーを思いつくのか。

その映画のイメージのせいだろうか。メキシコ料理と恋バナは、なんだか相性がいいような気がしている。
片手にタコス、片手にテキーラで男の悪口を大声でのたまっていても許される、そんな陽気なイメージがあるのだ。
今回は俺が中野で恋バナをするときに使う、お気に入りのメキシコ酒場『サルサカバナ』をご紹介。

派手な配色の店内。
陽気なメキシコっぽい音楽が流れる。あれでしょ、しゃぶしゃぶ鍋みたいな帽子被ったおじさんたちが演奏してるやつ。

ブロードウェイ路地裏にあるお店。
「カバナ」とはホテル用語で、廊下などを使わず、直接海へ出られる客室のことらしい。セレブじゃんか。ここは中野だが。
遥かメキシコの高級リゾートへ想いをはせる。ああ目を閉じれば、青い海、そしてギタロンを抱えたしゃぶしゃぶ鍋帽子のおじさんが見える。
『クレイジージャーニー』を観る限り、とても恐ろしい国ではあるが…。

まずはコロナビールで、サルード!(メキシコの乾杯)(ド、を小さく発音するのがコツらしい)
ちなみにビンの中に落としたライムの皮は、そのまま資源ゴミの日に出していいそうだ。

前菜に、フレッシュワカモレ。
アボカドにトマトやら玉ねぎやらレモンやらを混ぜつつ、スピード感を加えた料理だ。
お店によって結構味や食感が違うが、ここのお店のはねっとり、具材の食感が残っているので俺好み。

このお店で俺が推したいのはこのテキーラハイボール。通称『テキハイ』である。
いろんな味があるので、絶対飲んでほしいな。

メキシコ料理にテキーラが合うのは自明の理だが、日本人の肝臓的にアレをショットで飲み続けるのは、いささか刺激的すぎる。
そこのでこのテキハイである。テキーラの風味を感じながら、ソーダとライムで割る事で、グイグイ飲めるドリンクに化ける。もちろん飲み過ぎには注意してほしい。それぐらい飲みやすい。
口の中もリセットできるので、味の濃いメキシコ料理と相性バッチリだ。

待ってました、本日のメインディッシュ、タコス!!
ビーフタコスと、クリスピーシュリンプタコスをオーダー。

ビーフタコス。
肉や具材がたっぷりで包みきれん!

サルサソースやライムを絞って、なんとか上手に食べてくれ。
まあデートで来るときは慎重に食べるべきだが、気の置けない友人らと恋バナをするときは、気にせず豪快に食べた方が美味い。
うーん、牛肉のせいかスパイスのせいか、血がたぎるぜ!

シュリンプは揚げてある。
サクサクしたエビマヨっぽい味付け。
プリプリのエビの食感が、これまたたまらん。
ここのトルティーヤ(皮)は厚過ぎないので、たくさん食べてもお腹に溜まり過ぎないのが酒飲みには嬉しい。











