たまには大人っぽい街で、クールに飲みたいそんなお年頃。
新宿や池袋でチューハイ飲みすぎて路上で潰れてる、みたいな生き方からはそろそろ卒業するべきじゃないかと感じている35の秋だ(10年遅い)

と、いうわけで。やってきたのは大人の街、日本橋・人形町エリア。
おお、なんとここは中央区。中央区といえば大人の街だ。
今回お邪魔したのは、過去にも何度かお邪魔している、絶品魚料理が食べられる名店『酒喰洲』さん。
かの居酒屋探訪家、太田和彦先生も愛する名店だ。

魚にこだわった店なので、魚料理を食べない人は入れない。大人だ。

寿司屋のような雰囲気。
清掃が行き届いていて、清潔なお店。

店内は、カウンター席がメイン。1人でも入りやすい。
以前は立ち飲みだったが、今は椅子がある。
この日の俺ときたら、TikTokで踊ってるヤンキーとかが履いてるような、穴の空いたピチピチのスキニーデニムを履いていて、脚が鬱血気味でとても疲れていたので、椅子に座れるのは正直とても嬉しい。
俺は飲み方よりもまずファッションセンスから大人に更新するべきなのかもしれない。

この店に来たら、なんといっても日替わりの新鮮な刺身である。
どれも1枚単位で注文可能(3種類または3枚以上から)
もちろん、焼き物や揚げ物、何を食べても美味。

日本酒は店内の短冊メニューから。
5斥(ハーフ)から頼めるので、いろんな酒を少しずつ楽しめる。

日本酒以外では、焼酎も豊富。

そばにもこだわりがあり、〆に食べて帰るなんて、大人っぽくていいのだが。
酒と魚でいつも楽しみすぎて、たどり着けたことはまだない。

この日のお通しは南蛮漬け。
こいつでまずはキューッと冷えた生ビールをやっつけよう。

早速刺身各種と、毎回頼む俺の激イチオシ「アジ1尾セット」
アジのフライ、骨せんべい、刺身が一度に全部楽しめる。
アジ刺しは他の刺身と同じ皿に盛り付けてもらえる。

まずはビールの段階で、熱々出来立てのフライや骨せんべいを楽しむ。
どちらも何もつけずにそのままで美味しい。アジという魚のポテンシャルには、いつだって舌を巻くぜ。

刺身。
タコ、アジ、黒むつ、太刀魚、えーとあと何だっけな(とにかく全部美味しい)

醤油皿はワサビ用と、生姜用で2枚もらえる。
この店のわさびは店でおろしたて。市販品のような強烈な刺激はなく、その分香高く、深みもある。
そのまま舐めても酒が進む。

日本酒に行く前に、蕎麦焼酎「峠」をロックで。
この量である。うーむ、酔ってしまうではないか。

ほら、酔ってしまった。俺は酔うと必ずこうして写真がぶれ始めるのだが、これは日本酒のハーフ。
確か山形の「鶴翔」。しかも口開けだった。うまかったなあ。

刺身、もちろん追加で。
カレイのエンガワ、とろけるのに脂っこさがなくて絶品。
フレッシュなツマと大葉まで綺麗に全部食べるのだから、俺ってば大人である。

中央区あたりのこういう店ではクールに、粛々と飲むのがやはり大人、粋、というものなのかしらんと思っていたのだが、店内テレビの向こう側で大谷さんがホームランをバンバン打ったり、相撲中継がなんだかひどく盛り上がったりするもんだから、初対面のカウンターのお客さん同士で、すっかり仲良くなってしまった。
落ち着いていて大人っぽいのにラフ、そしてうまい、というこの店の雰囲気もすごいが、大谷翔平も同じくらいすごいね。
どちらもこうして、世代が違う、赤の他人同士を容易く繋いでしまう。

大谷はきっと俺みたいに、酒に酔って饒舌になったり、道端で酔い潰れたり、したことないんだろう。この先もしないのだろう。穴の空いたスキニーも、履かないだろう。
ああいう分別のありそうな人を本物の大人と呼ぶのかもしれない。だとすれば俺は一生子供ということである。
まあしかし俺のような凡人は、自分で飲んだ酒の会計と、深酒せず自力で家に帰る余力を残すような飲み方ができれば、それでじゅうぶん大人ということで良いだろう。今夜の俺はそういう意味で、ちゃーんと大人であった。
美味い魚と日本酒は、自然と背筋が伸びるよ。それとも中央区という空気がそうさせるのだろうか。
店舗情報
| 店名 | 酒喰洲 |
| 住所 | 東京都中央区日本橋人形町2-15-10 |
| アクセス | 地下鉄「水天宮前」 |
| 営業時間 | 【火曜〜土曜】 16:00〜22:00(L.O.21:15) 【日曜】 16:00〜21:00(L.O.20:15) |
| 定休日 | 月曜+α |
| SNS・サイト | 食べログ |
※データは全て取材時のものです











