
美容室とかに置いてあるオシャレ旅雑誌『TRANSIT』の表紙にできそうなクールな写真が撮れたので冒頭に載せてみたが、今回は飲み屋で知り合ったよく知らない人たちと釣りに行く話である。
まあ考えてみれば俺の友人の大半は飲み屋で知り合ったよく知らない人たちなので、特に問題はない。うまい魚と酒を囲めばみんな仲間だ。
調達編 in京浜島

朝4時起きでやってきましたは、東京都大田区京浜島。お互い、酒と肴で上気した姿しか知らない、寝ぼけ眼の成人男性4人。
目の前は羽田空港の発着場。いかにも都会の魚釣りだな。狙うは魚はハゼ。天ぷらにして酒のアテにしようという腹づもりだ。

……。
餌、少々センシティブなのでモザイク処理をかけさせていただいた。怖かったよぅ。

へっぴり腰すぎる。
仕方ないだろ、俺は根っからのシティボーイなんだ。普段は都会でサウナ入って「ととのったー」とか言ったり、シーシャ吸ったり、街中華巡りとかして遊んでるんだよ。
しかし東京湾の海も、昔のイメージと比べるとめっちゃ綺麗になったね。

なかなか釣れないので、缶ビールを飲んで待つ。ちなみに近くにコンビニ等はないので、ご飯や酒は事前に買ってくること。
釣りというのはこの糸を垂らしている時間を楽しむことに哲学があると聞く。世界平和や、ニーチェや、使いすぎた今月のカード支払額について思いを巡らせよう。
と、思ったその時。酒の匂いに釣られてきたのか(まさか俺じゃあるまいし)釣竿にグググっと当たりが!
よかった、カードの支払額については、本当はあんまり考えたくなかった。

ビギナーズラック発動、本日最初の獲物は俺の手に!このハゼは結構大きいらしい。
先輩方に釣り針を外してもらっている間、俺はビールの残りを飲み干し、日焼け止めを塗り直していた。シティボーイなので。

その後はなかなか当たりがなかったので、バスで場所を移動。大井ふ頭中央海浜公園へ。
バーベキューとかもできるみたい。

こちらは岸壁ではなく砂浜から直接アプローチするスタイル。こっちの方が江戸のハゼ釣り感が出てテンションが上がる。
ここに移動した途端、バンバン釣れた。まさに入れ食い状態である。
さっきまで釣り糸を垂らしている時間にこそ哲学がある、なんて言っていたがこうして釣れてしまうとそんなことは忘れて、やっぱ釣れた方が楽しいよね。まだまだ修行が足りないようだ。

たっぷり釣れたぜ!!美味しく頂かせてもらうからね。

この浜はどこか浮世離れしたような、独特な雰囲気があった。
派手な蝶々がみんな人懐っこくて、近づいても全然逃げないのが不思議だったな。桃源郷だったのかもしれない。釣り糸を垂らす俺はさながら太公望老子か。











