マルハバ!(トルコ語でこんにちは。最近覚えた)
今日も二日酔いだ。頭がいたい。
何かとてもエキゾチックで神秘的な夢を見た気がする。中東の市場の片隅にある薄暗い酒場で、頭に布を巻いた石油王や、ランプの魔人や、ヘソ出しのセクシーなベリーダンサーたちと踊りながらご機嫌で酒を飲んでいた極彩色の夢だ。みんなどこ行ったの?
ポカリを飲みながら記憶とスマホのカメラロールを巻き戻して思い出した。
昨夜はトルコの酒、「ラク」に初挑戦したのだった。

ラクとは、葡萄とアニスという植物から作られるトルコの蒸留酒。
いいね、蒸留酒。痛風の先生からも飲むなら醸造酒ではなくプリン体の少ない蒸留酒にしなさいと言われているしな。
アルコール度数は40%超え。
イスラム文化がこんなにアルコールに寛容だとは知らなかったが、調べてみたところ、イスラムの聖典「コーラン」には酒禁止と書かれているらしい。しかしこの聖典が書かれた頃の酒というのはワインのことであり、後の人々が独自解釈で「じゃあラクなら良いんじゃね?」ということで飲み始めてしまったのが起源だとか(本当かは知らない)
古今東西、神をも恐れぬ酔っ払いというのは、ロクなことを思いつかないものである。
アイドルグループ、WEST.(旧ジャニーズWEST)の旅番組『リア突WEST.』でメンバーの藤井流星くんがトルコに行った回で飲んでいるのを観てから、ずっと気になっていた酒だ。(面白いのでぜひサブスクとかで観てほしい。通訳のお姉さんが泥酔してるのがいい)

ラクに合わせて中東っぽい料理をつくっていく。まずは前菜の「フムス」
ちなみにトルコではラクに合わせる前菜・冷菜のことを「メゼ」と呼ぶ。らしい。
ひよこ豆、タヒニ、クミン、ニンニク、レモン汁、オリーブオイル、塩を混ぜてペーストにしたもの。簡単メゼだよ。ちなみにタヒニは練りゴマペーストで代用できる。

材料入れて、ブレンダーでスピード感を加えるだけ。うい〜ん。

お皿に盛り付けたら、パプリカパウダーなどで色付けして完成。
うちの編集部にはそんな洒落たものはないので、一味唐辛子とパセリである。
味付けはお好みでいいと思うが、クミンが足りないと練りごまの主張が強くなるので、多めに入れたほうが俺は好き。

お次はビリヤニ。
こちらは市販の素を使う。今回はKALDIの「混ぜるだけビリヤニ」を使用。
ご飯は本当は「バスマティライス」という極細のやつを使うのだけど、なかったので今回はジャスミンライスで代用。

ビリヤニの素はご飯を炊くときに入れる先入タイプと、長けた後に混ぜる後入れタイプがある。今回は手軽な後入れで。

ご飯を炊くときに、炒めたラム肉も一緒に投入しておいた。その時の油も一緒に入れることで、ラムの風味が増して美味。
よくかき混ぜて盛り付けたらラムビリヤニの完成だ。

続けて、牛乳、オリーブオイル、マジックソルト、ニンニク、レモン汁、ローズマリー、クミン、ブラックペッパーで下味をつけておいた豚肉を焼いていく。

豚肉のケバブである。ちなみにイスラム教で豚肉はNGなのだが、あまり細かいことは言わないでほしい。

ヨーグルトソース(ヨーグルト、ニンニク、レモン汁、オリーブオイル)
ホットソース(ケチャップ、マヨネーズ、牛乳、チリパウダー、ハチミツ、クミン)

バゲットを切って、ハラペーニョの酢漬けを添える。
本日のラクパーティのお供、完成である。
ちなみにトルコでラクとメゼと音楽を楽しめる居酒屋を「メイハーネ」といい、ビールなどを飲むのは邪道なんだとか。トルコの人はちゃんぽんをしないらしい。あれもこれもと欲深い日本人が、見習うべき酒へのストイックさと言える。
風呂上がりに実は1杯だけビールを飲んでしまったのだけど、ここはトルコの流儀にのっとって、初めからラクで乾杯しよう。お家メイハーネ、開店である。











