まさか昭和を代表するあの日『バブル崩壊』の瞬間を肌で感じられる日が来るとは思わなかった。2024年8月5日、前週から下落し始めた株価には歯止めがかからず、週明けの月曜日には株式市場最大の大暴落となった。マーケットはパニック状態で、SNSでは阿鼻叫喚の声が飛び交った。
かく言う私も投資経験うん年にして、初めての体験にどこか興奮をしていた。事が事だけに決して穏やかではないのだが、歴史的な瞬間に立ち会っているという高揚感は妙に静かに受け止められた。おそらく人生に一度しかない経験になるだろう。

「もう今夜は強い酒を飲むしかないな・・・(笑)」と昭和のあの日のサラリーマンになったようなノスタルジックな気分で夜を迎えた。そして、こんなときに誰しもが思うのが、『予言』とかいう類のきな臭い話で、数日前に戻ってどうにかこの事態を回避することができなかったのか。ということである。
そこで思い出すのが『ノストラダムスの大予言』だ。
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当時11歳だった私たちおじさんはノストラダムスの大予言を心から信じていた。決して子供たちだけの話ではなく、いい歳をした大人たちもこぞって熱狂していた記憶がある。
「1999年7の月 空から恐怖の大王が降ってくる」
世界の終焉説を唱える学者も多く、隕石が衝突して地球が滅亡するものだと日本中の多くの人が信じていた。中には、持てる資産をつぎ込んで今で言う”終活”を始める者や、自暴自棄になり、大学への進学や就職をせずに現実逃避をした若者もいた。
今思えば「いつか何かのきっかけで世界が変わって、自分の人生が激変する」と未来を楽観的に考える一部の人たちによって作り出されたブームだったのかもしれない。誰しもそう思う瞬間はある。
「ある時、株価が急騰して大金持ちになる」「街を歩いていると芸能プロダクションに声をかけられて有名人になる」「書いた本が大ベストセラーになる」こんな具合で想像に花を咲かせるとき、いい気分になるものだ。
多くの人生は待っているだけではなにも訪れない。1999年8月1日を迎えたとき、なぜか日本からは元気がなくなっていた。
しかし話はこれで終わりではない。











