マグロ南蛮と【禁足地】新城島で行われる『アカマタ・クロマタ』禁断の儀式の話

この祭りでは『人を食べている』のではないかと、噂されているためである。

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島民以外立ち入り禁止とされる島。パナリ島では、長らく外部からの血が入ることなくその営みが続いてきた。近親相関を繰り返し血が濃くなった結果、障害を持った子供が産まれやすくなり、年に一度の祭りで『人魚の肉』と称して食べられているのではないか、という噂である。

『アカマタ・クロマタ』は、異界(ニライカナイ)にいるが、豊年祭のときに人々の前に現れる神とされる。それぞれ男性・女性の神であり、子を宿すための行為が行われているという話や、食した子供の骨を人魚の骨として祀っているという話もある。

話が盛り上がってきたところで、マグロの沖縄南蛮漬けも仕上げに入っていく。

小麦粉で揚げ焼きしたマグロに、特性の漬け汁をかけて半日程度冷蔵庫で冷やすと美味しくなる。夏野菜をたっぷり入れてもさっぱり食べられて美味しい逸品。南蛮漬けといえばアジだが、マグロやブリなどのアラでも食べ応えがあっておすすめ。

出来立ての沖縄マグロ南蛮をつまみに、明るいうちからビールでも開けてしまおう。肉々しいマグロの歯応えはジュゴンのそれにも似ているのかもしれない。不老不死にはなりたくないが、コーレーグース―の鮮烈な辛みとピーマンの栄養素で若返りそうな気分になる。

『アカマタ・クロマタ』の噂を検索していると、ネット上ではさらに過激な内容が出てくる。

しかし、絶対に調べることはやめたほうがいい。

そう言われると調べたくなるのが、人の好奇心だ。豊年祭『アカマタ・クロマタ』のようにベールに包まれた伝統行事というのは数多く存在する。もしかすると過去には、タブーとされた理由(わけ)があったかもしれないが、それが現代にまで続いているかはわからない。あくまでそれを象徴する形で続いている儀式のほうが多いのではないだろうか。

多くの物語は尾びれ背びれをつけておおげさになっていものなのだ。

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