子供の頃から中東、という世界に漠然とした憧れがずっとあった。
バートン版の『千夜一夜物語』を何度も繰り返し読んだものだ。
子供心に、あの怪しげな挿絵の数々に魅了されていた。
映画なら『ドラえもんのび太のドラビアンナイト』に始まり『アラビアのロレンス』『アラジン』『ハムナプトラ』果ては『SEX AND THE CITY2(以下、SATC)』まで。
ちなみにFF5で1番好きなジョブは魔法剣士だ。わかる人にはわかるだろう。
エキゾチックで、神秘的で、どこか砂漠の蜃気楼のように儚げなその世界観…ぜひ一度この目で見てみたいと思いながら、いつの間にか35になってしまった(ひいっ)
国境を越えられる魔法のじゅうたんでもあれば今すぐ飛んでいきたいところだが、昨今の円安やらインバウンドやらで海外どころか国内旅行さえままならない。一体どうなっているのだ、日本の経済は。
と、ぷりぷり憤慨していたらなんと自転車で行けるところに中東があるという。
代々木上原の中東
「東京ジャーミイ」

代々木上原にあるモスク「東京ジャーミイ」である。
モスクとはイスラム教の礼拝堂のこと。
この東京ジャーミイは都内でも有名なモスクで、見学客に対してもオープンな雰囲気。
見学の他にも、カルチャースクール的な講座を受けることもできるようだ。
写真右下に写っているのは、サービスのデーツ。
乾燥させたナツメヤシで、中東のウェルカムフルーツである(ってSATCのミランダが言ってた)。甘くて、プルーンに近いといえば日本人にはイメージしやすいだろうか。黒糖っぽい甘さもある。
横のポットにはこちらもサービスの熱いチャイ。
暑い日にホットのチャイを飲む。いかにも中東の世界に入り込んだ気分だ。

なお、礼拝堂の見学をする際には肌の露出など、男女別に暑い日であっても守らねばならない宗教上のルールがあるので、事前にホームページ等でチェックして欲しい。
訪問先の文化には敬意を払おう。

施設全体を通して、たくさんの書籍が展示されていた。
日本語で書かれたものもあるし、現地の言葉で書かれたものも。
ものによっては手にとっていい珍しい書籍もあるので、本読みには嬉しい。
写真は展示されていた大きな本(これは触っちゃダメ)。何かの経典とかなんだろうか。
中東の深遠なる叡智を感じる。…気がする。
神聖な礼拝堂へ

こちらが礼拝堂。
白と青の鮮やかな配色がよく晴れた空に映える。
素材は大理石っぽい感じ。

おっと。ハンサムが映り込んでしまった。失敬失敬。
最近は髪型をSnowManの目黒蓮くん風にしているのだが似合うだろうか?
ここだけ切り取ると本当に中東を旅行中の写真のようだ。
SNSで「中東なう」と呟けばみんなを騙せるだろうな、と一瞬不敬なことを考えてしまった自分を恥じる。どうも俺には煩悩とか邪念・雑念みたいなものが多すぎる。
ところで先日「ハンサム」という言葉を使ったらそれだけで20代の若者に笑われたが、あれは一体どういう了見なのだろうか?

バックパッカーみのある、編集担当。

礼拝堂。荘厳である。
金色の枠組は聖地メッカの方角になっており、そちらに向けて礼拝は行われる。
決まった時間になるとここで日に数回、信者のみなさんは礼拝をする。
時間を合わせれば我々も見学することができるが、先に言った通り服装のルールがあり、女性はベールの着用が必要だ(レンタルあり)
神聖な時間なので、マナー厳守、おしゃべりとかは控えよう。
信者のみなさんも、礼拝をするスペースは男女で別らしい。

とても暑い日だったが、この中に入るとスッと汗が引くような、そんな感覚があった。ここだけ明らかに空気が違う。
不思議なリズムのお祈りは耳心地がよく、それを聞きながらいつまでも美しい天井を眺めていた。
礼拝の後は信者さん同士、握手やハグを交わすのが特徴なんだそう。施設の方に教えていただいた。仏教ではそういうことはあまりないね。











