もう夏だね。
突然だが皆さんは、日清カップヌードルでは何味が好きだろうか。
俺はぶっちぎりでシーフードである。特にこの季節は美味いね。
ずっと昔付き合っていた恋人にとても偏食な人がいて、その人がいつもシーフードヌードルばかり食べていた…というエピソードが関係しているかはわからない。人間の感性というのいうのはいつだって誰かとの出会いと別れと波音の中で形成されていくものではあるが。
与太話が過ぎた。どうも夏という季節は俺をセンチメンタルにする。
さてそんなシーフードヌードルが40周年ということで。日清の人気商品たちとのコラボ商品を期間限定展開中である。
今回食べ比べてみるのは『レッドシーフードヌードル』『U.F.O シーフード焼きそば』『どん兵衛シーフードうどん』の3商品。

まずはこちら、レッドシーフードヌードル。
過去何度か発売されていたけど食べたことがなかった。
仕事をサボった平日昼下がりのおやつに、早速作っていこう。

中身はこんな感じ。
具材はほとんど普通のやつと同じに見える。
レッド、というだけあってスープの粉が赤い。
日清カップヌードルの素晴らしきはやはり「お湯をかけるだけ」という点に尽きる。
これだけ「後入れ」だの「先入れ」だの「蓋の上で温めろ」だの「食べる直前に入れてすぐにかき混ぜろ」だの難しい工程を求められるようになった現代のカップ麺シーンにおいて、「蓋を開けてお湯を入れる」だけで出来上がるのだから。そりゃ40周年も迎えられる。
この40年で、どれだけ多くの恋人たちの出会いと別れを見てきたのだろう。

また話が長くなってしまった。
どうも俺はシーフードヌードルというやつに思い入れがありすぎる。
でも3分待つのにはちょうどいいおしゃべりだっただろう。

完成〜。
香りはいつのもシーフードヌードルに、ちょっとワイルドさを加えた感じ。
辛そうというよりはガーリック的な風味を強く感じる気がする。入ってるのかは知らんが。

いただきまっす!
仕事をサボった日の昼下がりに食べるカップヌードルは3割マシで美味い、ということを教えてくれたのもかつての恋人だった。
ほんのり後味が辛い。でもこれくらいなら誰でも食べられるレベルかな。
味が濃いので、普通のシーフードよりも米とかには合いそう。

すいません、恋愛にも食事にも刺激を求めてるタイプなので…。
いつものエスビー「燃辛唐辛子」で辛さマシ。
お酢、コショウでサンラータンっぽくしたら美味しそうだな、と食べ終わった後に思いました。

また別の昼下がり。今度はU.F.Oシーフード焼きそば。
カップ焼きそばなら断然U.F.O派の俺。
期待大である。
ストレート麺と味の濃いソースが大好きだ。
みんなはカップ焼きそば、誰推し?
できればカップ焼きそば同担と付き合いたいものである。
一緒に深夜のカップ焼きそば(を食べる罪悪感)を半分こするときに、喧嘩しなくて済むじゃない。

ソースを温めながら、3分待つよ。
好きな人と寄り添って温め合う3分は一瞬だが、こうして1人で焼きそばを待っている3分は結構長いものだ。これを相対性理論という(言わない)

出来立てほやほやの当サイト。
現在他の人気あるサイトを見て勉強中なんだが、こういうインスタントやレトルトを食レポする時はみんな原材料とか、カロリーとか、そういうのもチェックするんだよね。してませんでしたごめんなさい。捨てちゃいました、パッケージ。

ずぞぞぞぞぞぞ。うん、美味い。
塩焼きそばをちょいとオイリーにした感じかな。
お酒の後にほしい。

味変だとタバスコが美味しかった。
ペペロンチーノみたいになるよ。
あ、右下に拙宅の散らかった床が映り込んでいるけど気にしないでください。
部屋が汚い男は総じて情緒が不安定だから付き合いたくない、と昔言われたことがありますので、皆さんも気になる人が遊びに来るときは掃除しましょうね。
最終的にはこちらも酢とコショウで〆。
暑い季節にはなんでも酢とコショウでとりあえず間違いない。

最後はこちら。どん兵衛シーフードうどん。
どん兵衛も大好き〜。
二日酔いの朝は、クタクタになった「10分どん兵衛」によくお世話になっている。
消化に良さそうで。

かやくとスープは先入れ。

他のふたつと違ってこちらは5分と少々長め。
どん兵衛にまつわる恋バナは特にないな…。
うーんそうだ、どん兵衛って沖縄そば(ソーキそば)っぽい食感だと思いません?
冒頭でも話した昔の恋人と、沖縄旅行を計画したけど2人とも金が無さすぎて結局熱海に変更した思い出はある。
薄味のエピソード!!!
このどん兵衛は薄味じゃないことを祈ろう。そして熱海も好きだよ俺は。

ちゅるちゅるちゅるりん。
麺はいつものソーキそば…じゃないどん兵衛。
スープはいつものシーフードヌードルに近い。
いつもの2人が出会ってしまったのね。
劇的な運命はいつでも平穏な日常の中に隠れている、という教訓を感じる。
そうなのだ。いかにもドラマチックな出会いや、下心ありありのギラついた者同士の出会いなど、所詮は予定調和の火遊び。
1番恐ろしいのは、ぼんやりとした日常を生きる者に突如差し込む極彩色のような出会いである。「私はこれでいい、満たされている」とか油断している時に出会う相手ほど恐ろしい。無防備ゆえに愛欲の坩堝に陥る危険を孕んでいる。一体何を言っているのだ俺は。

ここでとろろ昆布投入。うどんだし。
不埒な2人の関係をもう少し粘らせてみようか。

あ、あ、あ〜。
汁を吸ってとろけていく〜。

絡まり合って、もう離れないわん。
幸せそうで何よりだ。
薄味どころか失楽園ばりに濃厚な愛欲の物語を堪能できた。
でも最後はこれにも酢とコショウを入れてしまった。俺は結局酢とコショウが好きなだけなんだろうか。

シーフードヌードルばかり食べていたかつての恋人は、今回のコラボ商品も食べただろうか。
そういえばこいつに酢とコショウを入れて食べると美味しいということを教えてくれたのもその人だった。
江ノ島の海岸で水着のまま半分こしたシーフードヌードルの味は、今も忘れられない。
このカップ麺は40年間一体どれだけの恋人達の空腹を満たし、関係を温め続けたのだろうか。
そんなことを考えながら麺をすすっていると鼻の奥がツンとして、目頭が熱くなるが、これはコショウを入れ過ぎたせいだということにする。
今年も夏がやってくる。
シーフードヌードルがうまくて、見返りを求めない刹那的な恋があちこちで打ち上がる季節。











