『ワケあり黒舞茸』なんとも声に出して読みたい日本語である。
フィッシュストーリー編集部が日頃から愛してやまない業務スーパーで買える、とってもお得で美味な舞茸さんである。

今回はこちらのわけあり黒舞茸さんを使って、絶品・簡単アヒージョを作ってみる。
ワインを用意して待つのだ。

一緒に用意したのはこちら同じ業スーの「大粒えびいかミックス」を解凍したもの。
こちらのエビ・イカさんたちは、特にわけありじゃないみたい。

わけありな黒舞茸さんにどんなわけがあるかは知らないが、人間でわけありというと「離婚した元妻に慰謝料を払ってる」とか「実は世界を股にかけた大泥棒」とか、そういう場合を指すことが多いな。

黒舞茸さんのわけありとは、傘の部分が少なく、この茎(軸)の部分が多いからなんだと、当編集部は推察します。
でもこの部分、食べ応えがあって美味しいんだよね。
バラバラになっていてその辺もわけありなんだろうが、アヒージョにするならカットの手間もいらないので便利だ。

最近値段高騰中のエキストラバージンオリーブオイルを、今回はケチらず使っていく。
俺はエキストラバージンとバージンの違いを、実はよくわかってない。
誰か教えてください。

刻み・スライスニンニクで香りをつけていく。

たっぷりのオイルに黒舞茸。
大きめのブロックで入れる方が歯応えが出て美味しい。
唐辛子はお好みで。

エビ・イカさんも投入。

ローレル、マジックソルト。
量は適当だ!

グラグラ油で煮込んでいく。
石川五右衛門である。
どうでもいい話だが、この記事を最後まで読み進めると、ルパンと次元も登場する。
峰不二子はいない。

五右衛門が煮込まれている間に、バゲットを切っておこう。
2種類用意しておくと違いを楽しめておすすめだ。

バゲットを切る時は逆さまにしてこんなふうに切ると潰れなくていいよ。

具材に火が通ったらお皿に移す。
いい香りだ。わけありの男が醸し出す、深く芳醇な香り。

完成。
ほとんど業スーの食材で作った、わけあり黒舞茸さんのアヒージョだ。
魚介と合わせるとどうしても脇役になりがちなきのこも、この存在感なら主役である。

もちろん、傘のびらびらした部分もあるよ。
シャキシャキしてて美味しい。

でもやっぱりわけあり黒舞茸さんの魅力はなんといってもこのでっかい軸!
ゴリゴリとしたワイルドな食感がたまらない。

もちろんバゲットは油に浸しても、具材を載せても美味い。
上に載せたのは、こちらも業スーで買いだめしているハラペーニョの酢漬け。

アヒージョなら、まあ当然ワインである。
こちらはうちの編集部でよく飲む「ALCANTA」というスペインのワイン。
エキストラバージンオリーブオイルとバージンオリーブオイルの違いもよくわかってない我々なので、ワインの味についても推して知るべし、といった感じなのだが、この小魚が泳いでいるデザインが可愛いので気に入っている。
フィッシュストーリーというサイトの名前にもピッタリだ。

〆はもちろんパスタに絡めて。
ズゾゾゾゾゾ、と音を立てながら箸で食べるのがフィッシュストーリースタイル。
「カリオストロの城」のルパンと次元がパスタを食べるシーンをイメージしてくれていい。
イタリアンはワイン片手に、がんがんワイルドに食べるに限る。
そしてこのワイルドな食欲を満たしてくれるキノコは、軸のぶっとい「わけあり黒舞茸」さんだけである。
焼いてステーキにしても美味しそうだ。今度やってみる。

婚活界隈において、最近では離婚経験者を「バツイチ」とは呼ばず「マルイチ」とか呼ぶことがあるらしい。
一度くらい離婚を経験している方が、結婚に対しての解像度が高く、より良い家庭を築くことができるということらしい。
人間も舞茸も、少しわけありなくらいの方が、滋味深い味を出せるという点ではよく似ている。
ただルパンのような国際指名手配犯と恋に落ちるのは、ちょっとわけありすぎるので諦めた方がいい。心まで盗まれてしまう。











