たぬき奴は、やばけ。

「狐七化け、狸(たぬき)は八化け」という古い言葉がある。

狐よりも狸の方がちょっと化けるのがうまい、という意味だ(と、思う)

落語にも『たぬき』や『狸賽』など、狸が何かに化けるような噺がいくつかある。

インテリぶったいけすかない話し方をしてみたが、居酒屋のスピードメニューの中ではいっとう「たぬき奴」が好きである、という話がしたいだけだ。

たぬき奴は冷奴にとりあえず白だし(めんつゆ)と天かすをかけておけば出来上がるので、お金のない大学生や、嫁さんに逃げられたおとっつあんの侘しい晩酌にもおすすめ。

我が家では七味、あさつき、紅生姜なんかも載せている。

これからの季節、とりあえずこれでビールなんか最高だ。冬はホットでも美味しい…ってそんな、カルピスの広告みたいな。

クッ○パッ○さんなどを見ると、海苔を散らしたり、温泉卵、キャベツ、キムチなんかを載せている人もいるようだ。

嫁さんに逃げられたおとっつあんの家の冷蔵庫にだって、何かしら入っているだろう。

お好みでどのような姿にも七化けならぬ、八化けできる、まさに「狸」なとりあえずの一品である。

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